【足の汗の正しい理解と改善予防法】足汗が止まらない方に向けた改善対策
普段から靴や靴下を履いたりすることの多い足は、空気と触れる機会が少ないため、菌が繁殖しやすい環境が整った、雑菌の恰好のエサ場です。
そこから汗となる菌の大好物が分泌されれば雑菌にとっては天国。更に繁殖や発酵を繰り返し、その度にイヤな匂いを放つようになります。
それを踏まえたうえで、足汗で悩んでいる方は常にこんな悩みを持っています。
・床に汗がベタベタとつくため、部屋の中でも靴下を履いてしまう…
・ゴム製のサンダルを履くと滑ってしまいよく脱げてしまう...
・ストッキングが破れやすくていつも予備を持ち歩いている…
足汗には人が不快と感じるものがいくつもあり、菌にとっては天国でも、人間にとってはストレスの多い悩みの種...。そこで正しいケアが必要になります。
今回は、「足汗を何とかしたい」と思う男性女性のために「足汗の最適な予防改善方法」を紹介していきたいと思います。
少しずつでも改善していければと思いますので、足汗で悩んでいる方はぜひ参考にしてみてくださいね。
▼足汗がひどいと靴下まで匂いが染み付いてしまう...
足汗のひどい人のほとんどが匂いを気にすることが多いです。
それは、発汗する体のどの部分よりも雑菌が繁殖しやすく、皮脂などをエサに匂いの原因となる雑菌の発酵が進みやすい環境が足にはあるため、人間が嫌がる強烈な匂いを放つからです。
特に足汗は靴や靴下の繊維まで染み付いてしまうことが多く、靴や靴下にもケアが必要になります。最悪の場合は、臭くてもう履けない...なんて事も足汗で悩む人にとっては日常茶飯事です。
そんなストレスの発端である足汗の原因と正しい予防改善方法を見ていきましょう。
3種類ある汗のなかで足汗の特徴はどれ?
体が発汗する原因には以下の3種類があります。
・温熱性発汗
・精神的発汗
・味覚性発汗
この中で、足や足裏の汗の原因は「精神性発汗」を含みます。
足は体の最下部に位置していることから、非常に多くの血管があります。ですから、そもそも汗が出ること自体は異常なことではありません。特に、足周りの汗は自分が気付かないうちに蒸れていることが多く、それは精神的発汗による汗のため「いつの間にか汗が出ていた」と思うことが多いです。
緊張しがちな性格で周りが気になってしまう人なら特に汗の量は多いと言われています。
足の汗は良い汗?悪い汗?
汗にはサラサラとした汗とネバネバする汗があります。
基本的に足からはサラサラとした汗が出ます。
足はエクリン腺から汗が分泌される
人には汗を分泌する2つの汗腺があります。
それがエクリン腺とアポクリン線です。
エクリン汗腺から出る汗はサラサラとした汗です。
アポクリン汗腺から出る汗はネバネバした汗です。
その中で足から出る汗は「エクリン腺」によるサラサラな汗です。一般的に、足の汗自体は「無臭」です。また、汗によって繁殖する雑菌自体も「無臭」なんです。
足汗は本当に臭い...?その原因とは?
では、なぜ匂いが出るのかと言うと、雑菌が皮脂と混ざり発酵して「イヤな足の匂い」を放つからです。
その匂いが靴下や靴が吸収することによって足の匂いが強く定着してしまうのです。
つまり、足の臭い匂いを解決するためには、雑菌の繁殖を防ぐことが大切です。
足汗のストレスによるトラブル事例
では、なぜ足汗によるストレスやトラブルが多いのでしょうか。靴や靴下をよく履く足には、汗によってストレスになることがたくさんあります。
▼足汗によるストレス要因
・靴下が汗でクサくなってしまいイライラする...
・フローリングの家にあがるのに躊躇してしまう...
・足指に湿疹ができてしまいむず痒くてイライラする...
きちんとしたケアができてないことはもちろんですが、緊張やストレスも原因のひとつです。また、市販ケア商品で汗ケアしようとするものの、逆に肌トラブルの原因になってしまう恐れもあります。
▼足汗によるトラブル
・匂いの定着
・爪がクサくなる
・湿疹ができる
つまり、足汗が多いと非常に悪循環が生まれてしまいます。
1番大事なことは、足汗を抑えながら肌ケアもするということです。
「見えない場所だから...」といって足汗を放置してはいけません。改善できたとしても足は雑菌が繁殖しやすい場所ですから継続的な予防が必要になってきます。